~IKEAの丸椅子 簡単リメイク カバー制作+ペイントマジック~
小屋女子計画が企画した、東急ハンズ銀座店でのイベント「銀座の村の、物語り」(2014/2/6~3/2)
たくさんのお客様にお越しいただいたことを まずはお礼申し上げます~!!
皆さまほんとうに どうもありがとうございましたッ。
イベント期間中、たくさんのワークショップをしましたがその時お客さまに座っていただいたこのイケアの椅子、
すべて違うデザインだったことにお気づきいただきましたでしょうか?
じつはこれ、もともとは全部おなじ椅子!
そう、イケアの丸椅子を簡単リメイクしたのです。
イケアの椅子を9人のメンバーそれぞれがリメイクしたら
こんなに個性豊かな カワイイ椅子になったンです!!
ということで、きょうは イケアの椅子をリメイクしたヨ!っていうお話~♪
ワタシ、えりすけが体験したこと、見たこと、聞いたことを感じたままに書いていきたいと思います。
ふだん小屋女子メンバーが集まって、あんなことしたい!こんなこともできちゃうンでは?
なーんて妄想会議をくりひろげている小屋女子計画本部は、都内某所の会議室・・・。
あの日は 妄想会議もそこそこに、会議用の机を部屋の隅っこに押しのけて 丸椅子リメイクの為の場所をつくる
ことからはじまったのでした。
床にブルーシートを敷いて皆でまあるくなって座ったら、
アラ~♪ なんだかピクニック気分でテンションアップ!!
そこに いろんな色のペンキや刷毛が並んでもうワタシなんかウキウキしてきましたよ~~。
みんなでベリベリとイケアのパッケージを破いて、いざ、作業スタートです。
とりあえずワタシは 脚の部分にペンキを塗ってみましたが・・・。
ベージュっぽい色で塗ったので木肌の色と似ていて、塗ったンだか塗ってないンだかわからない!
しかも のっぺり としてしまいました。うーん。何かこれは、ワタシの好きな感じではないかも。。
「トンカチがあればなぁ。トンカチがあれば叩いて表情つけたりできるンだけどな。」ぼそっとつぶやくと、
どこからともなく「ホイッ、えりすけさんトンカチあるよ!」とトンカチとんできておぉッと感動しました。
いつも家で孤独にモノづくりしているので こんなふうに大勢で作業するってことがとても新鮮です。
まわりを見回してみると・・・
ペンキを塗る前の下準備として、必死にヤスリをかけているメンバー
ペンキ塗り始めてまだ1分もしてないのに、もうすでに服にペンキがついちゃっているメンバー
集中して無言になるメンバー
皆それぞれでオモシロイ!オモシロすぎる!!
やっぱり皆でつくると楽しさ倍増だなぁなんて、しみじみシアワセかみしめながら
ペンキを塗った椅子の脚を トンカチでトントン叩いているワタシに、
打ち合わせで来ていたあの有名なDIY雑誌「ドゥーパ!」の編集者Sさんがアドバイスをくれました。
「こんなふうにやってもオモシロイよ。」と、
トンカチの頭を脚の角にギーコギーコとこすりつけ 傷をつけるやり方を教えてくれました、ウフッ。
憧れのドゥーパ!さんに直接ご指導いただいてしまった!ウレシかったなぁ!!
傷をつけた椅子の脚に、今度はワトコオイルのミディアムウォルナットという色を塗ってみたら、傷の部分にス
ーッと染み込んでそこだけ色が濃くなるのです。
表情がついて、味のある脚になりました。
・・・と、ここまでで時間がきて 残りの作業は各自の宿題として持ち帰り
後日、家で座面部分をリメイクした時の様子がこれです。
↓
こんな座面にしようッていうアイディアが何もわいてこなかったので
とりあえず脚の時と同じように、トンカチで叩いてみた!
↓
スピッツを聴きながら叩いていたら のりにのってきて
丸い座面を脇に持ち、トンカチで叩きながら、唄いながら、部屋の中をグルグルまわり・・・
↓
さらに時間も忘れ、ひとり楽しく座面を叩き 唄いつづけていたらいつの間にか夕方になっていて
帰ってきた夫のヒカオに「外までカンカン音が響いているぞッ!」と言われ反省。
ご近所さんごめんなさい。。。
↓
気を取り直してその後、ワトコオイルを塗ったら トンカチで叩いてへこんだところに染み込んで
気持ちの悪い模様になり、慌てるワタシ。
↓
この気持ち悪さをごまかそうと、白いペンキをのせてみたら
ますます気持ち悪くなったので急いで雑巾で白いペンキを拭き取るワタシ。
↓
おそるおそる、オリーブグリーン色のペンキを重ねてみたら
ワトコオイルの茶色と、さっき拭き取ったはずだけどちょっと残っていた白と混ざって
アラ、もしかしていい感じ?ちょっと森みたいになってきた?
↓
森の時計のイメージでいってみよう!とココロを決める。
プリンターで印刷した数字をカッターで切り抜いた「型」を使ってステンシルしてみた。
↓
やっぱりワタシ、おやつの時間が一番すきだから
時間は3時をさしていてほしい♪ 針部分を描いてみた。
↓
ワックスを塗って、外に出して自然乾燥~。
こんな感じで仕上げました。
そしてまた後日、仕上げた座面を抱えて電車に乗り いつもの小屋女子本部へ。
最初に塗った椅子の脚と、宿題として家で塗ってきた座面とを いよいよ合体させる日です!
メンバー皆がどんな座面を作ってきたのか?
早く見たくてウズウズしました。
皆がバッグの中からゴソゴソ出してきた座面に ドライバーを使って脚をビスでとめて完成させた椅子は本当に
それぞれ「その人らしさ」が出ていて感動です!
メンバー皆のカワイイ、愛おしい椅子たちをどどーんとご紹介いたします。
まずは・・・
小屋女子村では村長を務めてくれた kupu Yoriさん。
毛糸のカバーの中ににキルト芯を入れてタッカーでとめるのを手伝ったけど まるい座面に四角く折ったキルト
芯を突っ込んでいたYoriさん。「キルト芯まるく切らなくていいの?」と聞いたら「いーの?」と満面の笑み。
おおらか!そして自由!!
ポーセラーツの転写紙を貼ってみたということです。
「実験してみたかったの!転写紙貼ったらどうなるか?ってね、実験!」って目を輝かせてるあゆみさん。
ワタシも「実験」するってだいすきだよーん。実験サイコー!
そして
最初から「おざぶをつくる!」と宣言していたとおり
りたさんが大好きだというヴィンテージの布で 座布団でカバーをつくってきてました。
革ひもで結んでとめる方法が、カワイインだなぁ~!
イギリスの布と、刺繍を組み合わせて智子さんらしいやさしい雰囲気~。
本人曰く「スポンジケーキみたいなふわふわをイメージした」らしいですヨ、
低反発のウレタンで作ったクッション付き!
革を水にぬらすというテクニックを使ってます。
中にはキルト芯も入って座り心地も抜群。
まわりにグルッと椅子鋲を打ち付けてあるのが
すごくカッコイイ!
最初に塗ったワトコオイルが想いのほか薄かったので、あら~これは失敗かも?って
「ステインやら何やらそこらへんにあるものみんな塗ってみたー!」と笑うhanaさん。
このあと自分の小屋ナンバーをステンシルするんだーって教えてくれました。
脚部分の作業の時、丁寧に丁寧に
ヤスリをかけていたkeriさんが印象的でした。
まんなかにビシッとkeri worksって
ロゴが入ってるのもカッコイイ!
これも中にキルト芯が入っているので
フカフカ~いい気持ち~。
「この文字すてきッ!これ何?」と聞いてみたら、ニヤリと笑って
「こういうシールが売ってるんだよー。」と教えてくれました。
しかもこれ、発着陸の飛行場のコードと便ナンバーなんだって、カッコイイ~!!
さて、メンバーのリメイクしたイケアの椅子、どうでしたか?
皆それぞれカワイイでしょう~ッ!?
「自分で椅子をつくる」っていうと何だかすごーくタイヘンそうに聞こえますが
こんなふうに イケアの椅子をリメイクするだけで好みの椅子ができちゃうンです。
もしも「ちょっと興味あるわ」って思ってる方がいたらぜひやってみてほしいなァと思います!
そう、はじめは「こんなふうに仕上げてみよう」ってハッキリしたイメージが決まってないとしても
なんとなく手を動かしているうちにだんだん自分の好きな感じになってくるものではないかなぁ。
よく聞かれるのが、
「どんなペンキを選んだらいいのかわからない!」「刷毛は?」
というものですが、とっても一言では答えられず、オロオロしてしまいます。
たとえば何か色をつけたいなぁ~と思ったとして・・・
ペンキを塗るのか?それともステインで色をつけるのか?
ペンキだって、水性もあれば油性もあるし、
つやあり、つやなし どちらを選ぶかでもずいぶん違います。
自分の好きな色がお店になかったら 色を混ぜて好きな色をつくるのも楽しいですヨ!
塗り方だって 木肌がみえるくらいササッと薄~く塗るのか、分厚く3回塗りくらいしてみるのか?
キレイに均一に塗るのか、わざと雑にムラがあるように塗るのか?
塗ったあとからヤスリをかければシャビー感がでるし
違う色のペンキをパパッと散らしてみてもおもしろい。
仕上げにワックスなど塗るのか塗らないのか?
このあたりはもう、自由に!お好みで~!と言うしかありません。
実際やってみて、成功したり失敗したりしているうちに 自分の好みの塗り方がわかってくると思います。
なのであんまり難しく考えずに、まずは「やってみること」をおすすめしますッ♪
ま、失敗したらやりなおせばいいンですから気楽なものです。
小屋女子メンバーがリメイクした9脚のイケアの椅子は
これからの小屋女子計画イベントでも時々出番があるかもしれません。
その時はぜひ、見て、座って、楽しんでいってくださいね。
そして皆さんのリメイクのお話などもいろいろ聞かせてもらえたらウレシイですッ。
★そうそう、脚のペイントの仕方でお世話になった DIY雑誌「ドゥーパ!」99号(3/8発売)は
「やっぱり手作り小屋は最高!」という小屋特集号です、小屋の作り方詳しく載ってるよ!!
そして・・・ワタシえりすけ、小屋についての記事をかかせていただきました。
タイトルは「みんなをつなげる小屋のチカラ」です。よかったら読んで下さいませ。
小屋女子計画 小屋ナンバー 009
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